コペンハーゲン・ゴミ処理エネルギー・プラント・コンペ

BIG (コペンハーゲン)

コペンハーゲンの若手建築家集団BIGが、2010年秋に開催された国際プロポーザル・コンペの36チームから選出された、ファイナリスト・グループのドミニク・ペロー、ウィルキンソンアイアー・アーキテクツ、3xN、ルントガート&トランベルク・アーキテクツ、ゴットリーブ・パルダン・アーキテクツらを一蹴して快勝した。
建物は、コペンハーゲンの中心市街に近い工業エリアに立地する「ゴミ処理エネルギー・センター」で、ゴミ処理技術とエネルギー創出分野の模範的モデルを目指すと同時に、コペンハーゲン・シティスケープにおけるランドマークが意図されている。総工費35億DKKのプロジェクトは、デンマークでは唯一最大の環境プロジェクト。
屋根は32,000m²のスキー・スロープになっており、市民のスキー・レヴェルに合わせた施設となっている。スキーのスロープはリサイクルのシンセティック粒子を用い、エネルギーを多用するインドア・スキー場の常識を覆した。スロープへのアクセスは、プラントの煙突に沿って装備されたエレヴェータでプラント内部を見ながら高さ100mの頂上に到達。コペンハーゲンでは最高の建物から、市街を一望できる素晴らしいパノラマをもっている。
外壁の仕上げは植物をあしらったデザインで、断熱効果を発揮するエコ建築だ。夜にはゴミ焼却の煙が、喫煙者が煙を輪にして吐き出すのと同じように、大きなドーナツ形の輪が吹き出されて、コペンハーゲンの夜空を愉快に演出する。

Photos: Courtesy of the Architect