カナダ国立ケベック美術館増築コンペ

OMA

相変わらずコンペで強みを発揮しているOMAが、こんどはカナダのケベック美術館の増築コンペで勝利を収めた。 OMAは重松象平とレム・コールハースのパートナーが率いるデザインチームが、国際的な5つの建築家チームから満場一致で選ばれた。 OMAの増築案は、地下レベルで既存の3棟を連結しており、ケベックの目抜き通りであるグラン・ダレに面し、セント・ドミニク教会の横にある。 デサインの狙いは、近隣公園に建物をインテグレートさせ、都市との新しいリンクを持つことであった。
上部へ向けて面積が減少していく3つの積層化されたギャラリー(50m×50m:現代展示/45m×35m:常設現代コレクション/42.5m×25m:エスキモー展示)が、 公園から街方向へ上昇していき、ドラマティックなキャンティレバーでグラン・ダレ方向に突出している。高さ14メートルのグランド・ホールが、大衆を新しい建物へ呼び込む。
重松氏によれば、OMAの意図は都市に対してドラマティックで新しい存在を創造することであり、他方ミュージアムの近隣住民や既存のミュージアム群には敬意を表し、 穏やかなアプローチを保持したい。 カスケード形のギャラリー・ボックス群の最終的な形態は、サーキュレーションとキュレーションにおける明快性の創出によって、ミュージアム体験を高揚させる一方、 十分な自然光をギャラリーに導入する。2013年秋の完成が予定されている。