大連サッカー・スタジアム・コンペ

UN Studio

近年富に国際的な活躍が目立つオランダのUNスタジオが、中国、大連に建設予定のサッカー・スタジアムの国際コンペに勝利した。 このスタジアムは、中国スーパーリーグにおける強豪大連シーデFCのホーム・グラウンドになる。 大連は中国北東部に位置する人工570万人の大都市で、商工業および観光の重要な都市で、中国北東部最大の港町である。
広さ38,500平米のスタジアム・デザインは、カラフルな竹を層状にしてつくられた古代中国のサッカー場に啓発されたという。 そのデザインは、パブリック領域と建物のアーバン・コンテクストに、観覧者の集団精神をおりこんだもの。 メイン・スタジアムには40,000人の観覧席をはじめ、テレビ放送センター、管理部門、VIPラウンジ、選手施設、コンコースなどが、地上に展開する層状のエンヴェロップに納められている。 それによって、デッキ状になったパーキング施設上部に、アウトドア・パブリック・エリアを生み出している。その他144,000平米の敷地には、ふたつのトレーニング・フィールドが併設される。
スタジアムそのもののデザインは、古代中国サッカー場からの引用を、ダブルのルーフ・ストラクチュアに応用している。 この2重のストラクチュアはダブル・コンコースのエンクロージャーとなり、スタジアム後方部分を円形状に囲っている。 ラティス・ストラクチュアによる幅広い帯状の外壁のスプリットや開口部から、外部への見通しや、外部から内部への見通しが可能になる。

Photos: courtesy of UN Studio